♪公開指導会
 ルネサンス期宗教音楽の最高峰と表されるイギリスの合唱団 タリス・スコラーズの音楽監督・指揮者で、本大会の審査員でもあるピーター・フィリップスを講師に迎え、県内の合唱団に合唱指導を行い、その指導内容を公開します。
 今回指導を受けるのは、全日本合唱コンクール全国大会29年連続金賞受賞の安積黎明高等学校合唱団!!
 昨年度の要望を踏まえ、指導時間は十分にとりました。
 日本の高校合唱界を代表する安積黎明高等学校への世界最高峰の指導を、ぜひ体感してください!

■期日 平成21年3月19日(木)13時30分〜

■会場 福島市音楽堂大ホール

■チケット 一般 1,000円
高校生以下 500円
※4歳未満入場不可
福島市音楽堂、ファミリーマート、サークルK、サンクス、チケットぴあ(Pコード782−173)にて絶賛発売中!

■講師 ピーター・フィリップス氏(タリス・スコラーズ音楽監督・指揮者)
ピーター・フィリップス氏
(photo:Richard Haugbton)

 ルネサンス・ポリフォニーの研究と演奏をライフワークとすることにより、たぐいまれな高い評価を受けている。1972年、オクスフォード大学に奨学生として入学し、ウルスタン、アーノルド両教授のもとでルネサンス音楽を修めた。1973年に創立したタリス・スコラーズを率いて行ったコンサートは1500回に及び、CDは50枚を超える。コンサート、レコーディング、楽譜の出版や執筆といった活動は、世界中でポリフォニーへの関心を高め、ルネサンス音楽は初めてクラシック音楽のメジャーの一つと認められることになった。著述家としても知られ、長年『ザ・スペクテイター』の音楽コラムの連載を担当している。1995年、世界最古の音楽専門誌『ザ・ミュージカル・タイムズ』を買収し、発行人となった。フィリップスの最初の著作『1549年から1649年までのイギリス教会音楽』(English Sacred Music 1549-1649)は1991年ギメルから出版された。またこのほど出版された第2作『私たちは本当は何をしているのか』(What We Really Do)では、演奏旅行とはどういうものかが、ポリフォニーの構成と演奏に関する識見とともに語られている。
 また、フィリップスはタリス・スコラーズ・サマースクールの芸術監督を務める。これはルネサンス合唱音楽の探究と、タリス・スコラーズにより切り開かれたその分野の音楽に適した演奏スタイルの繰り上げを目的として行われる合唱講座である。講座の詳しい内容はウェブサイト(www.tsss.uk.com)に掲載されている。

■通訳 戸ア 文葉氏(合唱指導者、声楽家)

 国立音楽大学楽理科卒業。音楽学を礒山雅氏、ピアノを梅谷進氏に師事。1998年より、トリニティ音楽大学(ロンドン)に留学。大学院にて声楽を専攻し、翌年修士課程にて音楽教育学を専攻。在学中、室内合唱団に所属し、J.S.バッハ「ロ短調ミサ」などのソリストとして活躍。声楽をJ.グリン、E.カークビー、A.スタッフォード、L.ドーソンに、合唱指揮をS.ジャクソンの各氏に師事。帰国後、イギリス音楽に関する講演や通訳、執筆活動を行う。また、『アンサンブル・ヴィリデス』のメンバーとして、古楽器と歌のアンサンブルによるコンサートに出演している。英国合唱指揮者協会会員、日本合唱指揮者協会理事、静岡児童合唱団副指揮者、青葉会スペリオル、ヴォーチェス・フロリデ主宰。

■受講団体 福島県立安積黎明高等学校合唱団

 1934年に安積高等女学校合唱部として、70名の部員が集い発足した。その後、安積女子高等学校合唱団・安積黎明高等学校合唱団(男女共学後)として、全日本合唱コンクール全国大会で、2007年までに29年連続30回の金賞(内 文部科学大臣奨励賞22回)を受賞、NHK全国学校音楽コンクール全国大会で14回の金賞・内閣総理大臣賞を受賞している。
 その間、2度の県知事表彰を含む多数の表彰を受けている。また、郡山市で定期演奏会を38回開催し、好評を博している。

■曲目 1 Memento,saltis auctor (作曲 William Byrd)

2 Sancte Deus (作曲 Thomas Tallis)


♪お問い合わせ
〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
声楽アンサンブルコンテスト全国大会実行委員会事務局
(福島県文化スポーツ局文化振興課内)
TEL024-521-7154 FAX024-521-5677
URL http://www.pref.fukushima.jp/bunka/seigaku/ensembletop.html
e-mail bunka@pref.fukushima.jp
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